2014.02.05
#40





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T 「?」
 
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T 「何をしてるんだい?」
C 「あ。花壇見てた。結構色々育ててるんだなー、と。」
T 「そうかい。」
C 「……。」
T 「……。」

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C 「…あのさテオドーさん。ちょっとお願いがあるんだけど。」
T 「…なんだい?」
C 「明日からでいいからさ、あの花壇の花と錬金道具、貸してくれないかな?」
T 「そんなもの、何に使うんだい?」
C 「錬金術に使うに決まってるじゃん。」

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T 「…君、錬金術なんて出来るのか。」
C 「あ! 俺のこと脳筋だと思ってバカにしてるだろ!?
  言っとくけど俺、錬金術は達人レベルなんだからな!」
T 「へぇ…。意外だね。」
C 「まぁ、作るのはもっぱら回復薬系ばっかなんだけどさ…。」

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C 「ほら! 俺、ここにいる間は特にすることないじゃん?
  あんまり出歩く気にもなれないしさ。
  だから暇つぶしに…あっ! 出来上がったものはちゃんと渡すから!
  …だめかな?」

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T 「…まぁ、好きにするといいよ。」
C 「よっしゃ、ありがと! やっぱテオドーさんいい人だな!」

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T 「『いい人』? 僕は君を拉致同然でここに連れてきた人間だよ?」
C 「そーだけどさぁ。もとはと言えば、俺がピンチになってたからじゃん。」

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C 「それにさ、おとりに使いたいんだったら、縛りつけてその辺に転がしといたっていいし、
  こんな風に自由にさせとく必要もないじゃん。
  そういう事しないし、悪い人ではないんだろうなって、昼間の女の子送ってったの見てて
  思ったんだ。
  …じゃ、今日は遅いし、俺もう寝るね。」

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T 「……。」



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『やっぱり! あなた本当はいい人なのね!』



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T 「……。」



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F 「ねーオジサーン。これ、明らかに袖丈とか合ってないんすけどー。」

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B 「しかたねーだろ。長袖の寝巻きなんてそれくらいしかねぇんだ。我慢しろ。」
F 「…これ、彼シャツならぬ彼パジャマ状態っすね。」
B 「なんだそれ?」
F 「わかんないならいいっス。」

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B 「最近の若いもんの言う事はよくわかんねぇなぁ…。まぁいいか。
  今日はもう寝ちまえ。
  家に帰るかどうするかは、明日ちゃんと考えような。」
F 「ちょっと! 俺のこと家出少年って決めつけてないっすか?」
B 「違うのか?」

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F 「違うっす。もとはと言えば、アイツが騙してたのが悪いんすよ。」

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B 「騙してた…誰が?」
F 「尊敬してた人…って、この話、詳しく話さなきゃなんないんすか?」
B 「おお。気になるもんな。」
F 「ええ~? 長くなりそうだし、めんどいッス。」
B 「めんどいってお前、メシと寝床用意してやったのは誰だと思ってんだよ。」

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B 「それにな、人に話すことで新しい発見があったり、気が楽になったりもするだろ?
  誰にも言わねぇから、人生の先輩に話してみろよ。ホラ。」

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F 「……。」
 
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