2012.09.26
#13 その日の夜に。



Oblivion_ss2_1296.jpg
R 「まったく。雨でも降りそうな、いやな天気になってきたな。」
I 「とっくに日も沈んだし、腹が減ったぞ。貴様がチンタラしてたせいだ。」
R 「知り合いに会ったら声をかけるのは普通だろ?」
I 「何回か遊んだだけの女だろうが。よくグダグダと長話ができるな。」
R 「お前ほんっと、可愛くねーなー…。
  あぁでも、待っててくれたって事は、それなりに可愛いところもあるのか。」
I 「ほざけ。万年発情期が。」
 
Oblivion_ss2_1297.jpg
R 「おっ? あれは…」

Oblivion_ss2_1298.jpg
I 「喧しい狐だな。」

Oblivion_ss2_1299.jpg
R 「こんな時間に、どこ行くんだ?」
I 「ほっとけ。それよりも腹が減った。」



==================================



Oblivion_ss2_1300.jpg



Oblivion_ss2_1301.jpg
兄 「リマ。帰っていたのか。」
L 「あー、兄さんもお帰りー。」

Oblivion_ss2_1302.jpg
兄 「リゾート地でバカンスは楽しかったか?」
L 「まぁ、それなりにね。兄さん達が来てるとは思わなかったけど。」
兄 「こっちも内心ヒヤヒヤしてたぞ。
  もし正体がバレたら、リマ1人では勝てないだろうし、
  私の仕事も台無しになりかねない。」
L 「なんか飛んで来た時にはマジ焦ったよー。
  …そういや兄さんって、仕事中はあんなキャラなんだ?」
兄 「今回は、な。」
L 「へぇー? ターゲットによって、キャラ変えてるんだ?」
兄 「無害で、受け入れてもよい人間だと思ってもらわなければ。」
L 「味方のふりして近づいていって、油断しきってる所をグサッ!
  だもんねー。酷い男ー。」
兄 「なんだ? そんな男が兄で、残念か?」
L 「ううん、尊敬してるー。
  そんな尊敬する兄さんの手口を、マネしてみようかと思ってる。」
兄 「…なに?」
L 「ふふふー。実はねー、あのリゾート地でナンパされちゃってー。
  その男ってのが、元リスナーの仲間だったんだー。
  ロメオって名前だったかな?」
兄 「あぁ、元リスナーの兄だな。」
L 「マジで? 全然似てないねー。
  でも、だったら余計に、利用価値ありそうだね。
  なんか軽そうな男だったし、色仕掛けで簡単に元リスナーの事聞き出せそう。」
兄 「…リマに色仕掛けは、難しいのではないか?」
L 「ムッ、やってみなきゃわかんないじゃん。」
兄 「だって…リマ、男と付き合った事、あるのか?」
L 「あ。」
兄 「『家族』以外の人間と、親しく話せるのか?」
L 「うぅっ!」
兄 「マネするのはいいが、まずはそのコミュ障を直さないとな。」

Oblivion_ss2_1303.jpg
兄 「とは言っても、リマのことだ。深く考えずに行動しはじめるのだろうな。
  せめて、私の事はバラさないように。」
L 「…はーい。」

Oblivion_ss2_1304.jpg
兄 (まったく、次から次へと厄介事が起こる。
  5教義がなければ、な…。)


 
Secret

TrackBackURL
→http://mynameis000.blog19.fc2.com/tb.php/476-19ef05ee