2012.02.16
 突然始まる寸劇シリーズ。
『デイゴンの斧亭の住人達。 その1』なのですよ。




「ニャー」
 
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フローラ 「クロちゃん、お腹すいたのかしら。」
Z 「この猫、ここで飼ってるのか?」
フローラ 「そういうわけじゃないけど、気がついたら住み着いていたのよ。」
Z 「野良猫か。」
フローラ 「それはないんじゃないかしら。随分人に慣れてるみたいだし。」

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C 「うーっす。お邪魔しまーす。」

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フローラ 「あらっ、チャーリーさん、いらっしゃい。」
C 「兄貴居る?」
フローラ 「ごめんなさい、まだ起きてないんですよ。」
C 「あー、アイツも朝弱いからなー。」
フローラ 「起こしたくても、私じゃちょっと行きづらくて…。」

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Z 「なら、俺が行ってくる。」
フローラ 「ありがとう。
     何を見てもビックリしないでね!」
Z 「?…あぁ。」

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F 「あーっ!! グランドチャンピオン!!」
Z 「うわっ、急に出てくるなよ!」
C 「ウゼェの来た…。」
F 「俺に会いに来てくれたんすか!?」
C 「なわけねーだろ!!」



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”兄ちゃんに言わなきゃいけないのかよ?”



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R (…なんか、懐かしい夢見たな…。)

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R 「……。」
I 「ぐー…ぐー…。」

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R (またコイツは、勝手に入り込んできたのか…。)

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Z 「おい、そろそろ起きろよ。弟さんが」

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Z 「来てる…」
R 「おぅ、坊や。おはようさん。」



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Z 「う、うわぁー!? ごめん!!」
R 「オイオイオイ、落ち着け坊や。誤解すんな。」
Z 「誤解も何も…!!」
I 「なんだうるさいぞ…。」



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Z 「普通、裸の男女が同じベッドで寝てるって、そういうことじゃないのか!?」
I 「バカ言うな。コイツとそれはない。」
R 「俺達は、そう」
R・I 「寝る時は全裸派なんだ。」
Z 「ぜん…!? でも、じゃあ、一緒に寝てるのはなんで…?」

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I 「これしきの事でワンワン喧しい駄犬だな。さてはお前、童貞か?」
Z 「うるさいな! 今はこっちが質問してるだろ!」
R 「否定はしないのか…。」
I 「仕方ないな。なんと説明したら良いか…。
  タムリエルは私には実に居心地が悪い世界なんだが、
  こいつ、ロメオの近くだけは妙に落ち着けるのでな、」

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I 「寝る時や、無防備になる時は、ついついこいつの傍に行ってしまうんだ。」
R 「これで俺の事好きなわけじゃないってんだから、おかしな話だぜ。
  おかげで、部屋に女も呼べないし。」
Z 「…寝る時に寄ってこれないようにしたらいいじゃないか。
  部屋に鍵かけるとか。」
R 「前に、こいつにぶっ壊されて、それからあきらめた。
  閉め出しちゃうのも可哀相だしな。」
Z 「ペットか何かかよ…。なんか疲れた。
  そうだ、弟さんが来てるぞ。さっさと服着てこいよな。」



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R 「うーっす。チャーリーおはようさん。」

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C 「この、クソ兄貴!!」
R 「ぐふぅ!?」

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フローラ 「きゃーっ!! 何してるんですか!?」
F 「グランドチャンピオン、パネェ。」
C 「てめぇ! 俺、一応有名人なんだから、ホイホイ住所教えるんじゃねぇよ!!」
R 「悪かった…以後、気をつけるから…いきなりアックスボンバーとかやめてくれ…。」



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サラサ 「さぁ、かかってこい、キツネ!」
F 「俺をなめてっと、痛い目見るぜ!!」

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サラサ 「隙だらけじゃ、アホキツネ!!」
F 「ギャース!!」
I 「おいサラサ、次は私の相手しろ。」

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C 「ここって、いっつもこんなに賑やかなの?」
R 「あぁ、あの耳尻尾コンビが来てから、特にな。」
C 「ふーん。楽しそうでいいじゃん。」
R 「まぁな。…そういや、昨夜、夢を見たんだよ。」
C 「はぁ。どんな?」

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R 「お前が、クヴァッチを出て行った時の夢だ。」
C 「…えー、忘れてくれよ、そんな事。」
R 「忘れられるわけないだろ。
  …なぁ、あの時言ってくれなかった、クヴァッチを出て行こうって決意した原因は、
  今も話せないのか?」
C 「…うん、無理。」
R 「なんだよ、寂しいなぁ。
  お前って、なんだかんだで、肝心な事言ってくれない奴だよな。」
C 「そういう奴だと思って、諦めてくれよ。」
R 「そうもいかないだろ。家族なんだから。」
C 「……。」
R 「……。」
C 「ところで、なんで今さらそんな夢見たんだろーな?」

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R 「あぁ…、それは多分…」

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F 「なーなーザッくーん、本ばっか読んでないでさーぁ、相手してよーぅ。
  アイツ強すぎるんだよーぅ。」
Z 「さっき、なめてると痛い目見る、とか言ってたじゃないか。」
F 「ノリだよ、ノリ! なーってばーぁ。」
Z 「これ読み終わったらな。」

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”…話さなきゃいけないのか?”

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R 「最近、似たような表情で、似たような事言われたからかな。」
C 「ふーん。女に?」
R 「ちげーよ。」



 
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